こんにちは。こゆのです。
今回は、以前読んだ
喜多川泰さんの手によるとても心温まるお話『「手紙屋 」-僕の就職活動を変えた十通の手紙-』をテーマにしようと思います。
この本は、主人公の大学生が「手紙屋」という不思議な存在から受け取る十通の手紙を通じて、自己発見と成長を遂げる姿が描かれています。
この本は、就職活動で迷っている若者だけでなく、自分を見つめ直したいすべての人にとって、大切な気づきを与えてくれる一冊です。
目次
1. 物語の概要
2. 十通の手紙の魅力
• 第一通目の手紙: 自己理解の大切さ
• 第二通目の手紙: 人間関係の見直し
• 第三通目の手紙: 目標設定と行動
• 第四通目の手紙: 失敗を恐れない
• 第五通目の手紙: 感謝の気持ちを忘れずに
• 第六通目の手紙: 継続の力
• 第七通目の手紙: 人生の目的
• 第八通目の手紙: 自分を信じる
• 第九通目の手紙: 他者を助ける
• 第十通目の手紙: 自分の道を信じて進む
3. 本書の魅力
4. 読者へのメッセージ
1.物語の概要
物語の主人公は、就職活動に悩む大学生です。自分の進むべき道に迷い、不安を抱えた彼は、「手紙屋」という人物の存在を知ります。「手紙屋」は、手紙を通じてアドバイスや励ましを提供するというユニークなサービスを行っており、彼は興味を持って手紙を書いてみることにしました。
ラストには、この手紙屋の正体も明かされます。
物語としても楽しめる一冊です。
2.十通の手紙の魅力
手紙屋から送られてくる十通の手紙には、それぞれ異なるテーマが込められています。これらの手紙は、自己理解や人間関係、目標設定、自己肯定感など、多岐にわたるテーマを扱っており、読者もまた、自分自身の生活に照らし合わせて共感し、深く考えることができる内容です。
・第一通目の手紙: 自己理解の大切さ
最初の手紙では、自分自身を知ることの大切さが語られます。手紙屋は、自己理解がすべての基盤であると強調し、自分の強みや弱みを正直に見つめ直すことを勧めます。この手紙を通じて、主人公は初めて自分の内面に向き合い、本当に何を望んでいるのかを考えるようになります。
・第二通目の手紙: 人間関係の見直し
次の手紙では、人間関係について触れられます。良好な人間関係がいかに人生を豊かにするかを説き、時には自分にとって有害な関係を断つ勇気も必要であると語られます。主人公はこれを受けて、自分の周囲の人々との関係を見直し、真に大切な人々との絆を深める努力を始めます。
・第三通目の手紙: 目標設定と行動
第三通目の手紙では、具体的な目標設定とそれに向けた行動の重要性が強調されます。手紙屋は、夢や目標を持つだけでなく、それを達成するために具体的な計画を立てることが大切だと教えます。主人公はこれに触発され、自分のキャリア目標を明確にし、そのためのステップを踏み出す決意を固めます。
・第四通目の手紙: 失敗を恐れない
第四通目の手紙では、失敗に対する考え方がテーマとなります。手紙屋は、失敗は成功へのステップであり、恐れることなく挑戦することの大切さを説きます。失敗から学ぶことで、人は成長し、次に進む力を得るのです。主人公はこの手紙を読んで、これまで避けてきた挑戦に対して前向きな気持ちを持つようになります。
・第五通目の手紙: 感謝の気持ちを忘れずに
五通目の手紙では、感謝の心の重要性が語られます。手紙屋は、感謝の気持ちが人間関係を豊かにし、自分自身の幸福感を高めることを教えます。主人公はこれに影響を受け、日々の中で周りの人々に対して感謝の気持ちを伝えるよう努めます。これによって、彼の周囲の人々との関係もさらに深まり、良好なものになっていきます。
・第六通目の手紙: 継続の力
第六通目の手紙では、継続することの力がテーマです。手紙屋は、どんなに小さな努力でも、続けることで大きな成果につながることを教えます。主人公はこれを受けて、日々の小さな努力を積み重ねることの重要性を理解し、それを実践するようになります。彼の努力は少しずつ実を結び、自信を持つようになります。
・第七通目の手紙: 人生の目的
七通目の手紙では、人生の目的について語られます。手紙屋は、人生の目的を見つけることで、生きる意味が深まり、充実感が得られると教えます。主人公は、自分の人生における目的や意義を考え直し、それを基に行動するようになります。この過程で、彼は自分が本当にやりたいことを見つけ、それに向かって進む決意を固めます。
・ 第八通目の手紙: 自分を信じる
第八通目の手紙では、自信を持つことの大切さがテーマです。手紙屋は、自分を信じることで、困難に立ち向かう力が湧いてくると教えます。主人公はこの手紙を読んで、自分の可能性を信じる気持ちを持ち始めます。そして、その自信が彼の行動にポジティブな影響を与え、次々と新しい挑戦に取り組む勇気を持つようになります。
・第九通目の手紙: 他者を助ける
九通目の手紙では、他者を助けることの重要性が語られます。手紙屋は、他人を助けることで自分自身も成長し、喜びを感じることができると教えます。主人公はこの手紙を通じて、周囲の人々に対して積極的に手を差し伸べるようになります。その結果、彼の周りには感謝と信頼の輪が広がり、彼自身も多くの学びと成長を得ます。
・第十通目の手紙: 自分の道を信じて進む
最後の手紙では、自分の道を信じて進むことがテーマです。手紙屋は、どんなに困難な状況でも、自分の信念を持ち続けることの重要性を教えます。主人公は、この最後の手紙を読んで、これまでの手紙の内容を総合的に理解し、自分の未来に向かって確固たる信念を持って進むことを決意します。
3.本書の魅力
『「手紙屋」 僕の就職活動を変えた十通の手紙』の魅力は、そのシンプルながらも深いメッセージにあります。手紙形式の物語は読者にとって親しみやすく、手紙屋の言葉がまるで自分に語りかけているかのように感じられます。
また、主人公の成長を追体験することで、読者自身の人生における問題や課題についても深く考える機会を提供してくれます。
4.読者へのメッセージ
この本は、就職活動中の学生だけでなく、キャリアに悩む社会人や自己成長を求めるすべての人にとって、非常に価値のある一冊です。
手紙屋の言葉は、どんな状況にある人にとっても勇気と希望を与えてくれるでしょう。読後には、自分自身の内面と向き合い、新たな一歩を踏み出すための力を感じられるのではないでしょうか。
人生の岐路に立たされたときにぜひ手に取っていただきたい一冊です。
この本を通じて、自分自身の価値を再発見し、未来への新たな扉を開くきっかけをくれます。
読んでみると、きっと心が温かくなり、前向きな気持ちで満たされます。
私が特に気になったキーワードは、
頭の中にいつも天秤を用意して、それぞれのお皿に自分が置いたモノがつり合うかどうかを考えること。
「手に入れたいモノ」=「自分の努力」
これが、つり合って初めて手に入れることができる。というものです。
自分が手に入れたいモノに対して、その反対側のお皿に異質なモノを置こうとしていないか?(例えば、お賽銭の金額を奮発するなど)自分の努力が足りていないかを一度冷静になって考えると…正にやってしまっているなぁ…と自覚しました。
つり合っていなければ手に入らなくて当然。
自分の欲しいモノに対して天秤をおき、つり合うような努力ができるようにしていきたいと思えるようになりました。
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……
ここまで、お読みくださり
ありがとうございました。
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